2015花壇の記録*5/25雑木林を目指して…


土地を探していたとき、憧れのイメージは雑木林の中の家だった。

なので、家の裏が国有林とか、家の下が国有林とか、とにかくできるだけ山や林を中心に土地を探したものであったが、なかなかコレという土地には巡り会えず、最終的には、見渡す限り坂道などない広々とした平野の川沿いがワレワレの聖地となった。

憧れの通りではなかったけれど、雑木林にはないような大きさの木が3本もあったし、隣は国有林ではないけど河川敷で、こちらにも何本もの木が生えていたので、残りは自分たちで植えていけばいいという決断だった。

家を建てた年、記念樹としてエゴの木を1本植えた。白い小さな花が気に入ったのだった。

2年目、ドングリの木が欲しくて拾ってきたドングリの芽出しをしたけど、あれから更に2年経った今でも、いまだ大地に植え付けるまでは大きくなってない。

同じ年、いつの間にか、栗の木の間にナナカマドが生えてきていた。こちらは今では1mを超えている。

3年目、菓子クルミ2本とサトウカエデ3本を植えた。

クルミが食べたかったのと、メープルシロップが欲しかったから。サトウカエデは大通公園にあって、紅葉が素晴らしくて気に入ったという理由もある。

5本とも貧弱ながらも越冬して、また葉っぱをつけてくれたので、これからに期待だ。メープルがとれるのは30年後だろうけど…。

そして4年目の今年は。

シーベリーを2本。朝倉山椒を1本。山アジサイを1本、植えた。

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解説がないとドレがソレかワカラナイ的な…

シーベリーは根粒菌を作り出す樹木だということなので、地力が上がるのではないかと、ものすごく期待している。オスとメスが両方ないと結実しないというので、オスのポルミックス、メスはアスコラという品種を購入。実は栄養豊富で、酸味があるけどジャムなどにしたら美味しいのだという。なんというか、自家製果実の活用法って、結局ジャムなんだなぁ。

朝倉山椒は、なにより植え替えが苦手なのだが、植え替えさえ上手くいけば放置でも育つらしい。アゲハが大敵らしく、丸裸にされてしまうそうだ。アゲハの幼虫、写真で見たけど、実物には会いたくない。心底会いたくない。あんな凶悪な外見の生き物はない。あれは怖い。

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アジサイは、青〜水色だったのに、いつのまにかピンクに…。

こちらは植え付け待ちの、山サクラとヒバ。

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B父が、手塩にかけたかどうかはわからないが育ててくれたものだ。サクラはいま、定植スペースの整備待ち。

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ヒバは、どこに植えようか迷っている。

砂利だらけの庭で穴を掘るのも一苦労だというのもあるが、一度植えたらそう簡単に場所を変えられないと思うと、なかなか難しい。アジサイ以外のどいつもこいつも、結局は日向がいいに決まってるので、良い場所は奪い合いだし。


みんな、今はヒョロヒョロで小さいけど、いつの日か、栗の木みたいに大きくなって、我が家を取り囲んでくれたらいいなぁ。